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ABC教室長「八島文子物語」

【あや子の起業ものがたり⑥】

【あや子の起業ものがたり⑥】

アメリカからイギリスに移って
いきなり英語の違いの洗礼を受けた私。

先生のアクセントと発音がわからない。
だから授業の半分しかわからない。

アメリカ英語とイギリス英語では、
一つの単語でも違う言い方をする。

例えば、
アパートは  アメリカでは apartment イギリスではflat

また、アメリカ人とイギリス人が
1階で待ち合わせをしたら、
全然会えなかったという笑い話も。

これは  first floor と grand floor のちがい。
first floor はアメリカでは1階、
でもイギリスでは2階を意味する。

イギリスで1階は grand floor

英語の違いは勉強していたけど、
こんなにもアクセントが違うなんて。

そして、
イギリスは階級によって英語の発音、
アクセントが違うということも体感した。

オードリー・ペップバーンの映画
「マイ・フェア・レディ」
の映画をご存知の方も多いと思います。
    

イライザという花売り娘が
ビギンズ教授のレッスンによって
舞踏会で王女様に間違われる。

このときの発音の変化が面白いですよね。
これが映画の世界だけではないのです。
現実社会で今でも存在している。

英語を読む時に必要なフォニックスが違う。

上流階級と労働者階級では
アクセントの置く位置や音の高さが違う。
だから、英語が違う言葉に聞こえてくる。

私が体験したなかで今でも忘れないのが、
タクシーの予約で電話をしたとき。

予約を入れて、
もうすぐという所で聞かれたのが、

タクシー会社 “ナイム?”
私  “ナイム?”  “What’s ナイム?”
タ:Your ナイム!
そう「ナイム」は name!

彼女が言ったのは
“Your name?”
だったのです。

滞在中にだいぶ英語に慣れたけど、
最後のお土産にすごい英語を覚えました。

次回は「言いたいことは言わないと伝わらない」
どこかの政治家みたいに忖度なんかしてくれないのだ!