英語は小さい頃から少しでも早く学んだ方がいいのか?
Q:子供の将来(きちんと 英語を話せるようになる)を考えると早くから学ばせたほうがいいですか?
A:自分が話せないから、子どもには話せるようになってほしい。と思う親御さんは多いと思います。だからこそ、習得させるタイミングは重要です。
ではなぜ、「英語を早くから習わせたほうがいいのか? 」
私は小さい頃から、他言語を学ぶことで、物事は一つではないという事が学べ、違う言い方があるということに気づくことで大きくなってから何か壁にぶつかった時に、違う考え方や対応力を身に付ける事ができる思っています。
また、よく言われる「9歳までの壁」という言葉があります。 この臨界期については諸説あり、まだわかっていない部分もあります。でも、早期に英語学習を始めれば、言語中枢分野に「日本語で考える領域」と「英語で考える領域」の両方がつくられます。 これはどういうことかというと「英語を英語で考えられる」ということです。
皆さんは、”Thank you.”と言われた時に、自然と理解していますよね。わざわざ「これはありがとうと言っているんだ」とは考えないですよね。それと同じことが英語で話されて頭で訳さなくても理解できるということです。 これが、大人になってからの英語学習だと、日本語で考える部分が多く、頭の中で英語を中心に考えにくくなることが難しくなるんですね。
更に大人になってからの学習との大きな違いは、お子さんが楽しんで英語を学べること、 ではないかと考えています。私達が普通に母国語の日本語を苦なく習得していくように英語も同様に楽しんで習得出来るのです。 普段の行いのなかで英語を受け入れ、楽しく学ぶことで、総合的な英語能力の土台ができるのです。 よく、小さい頃から英語を学べばバイリンガルになれると思っている方が多いですが、バイリンガルとは英語が話せるという事ではなく、バイリンガルとは2ヵ国語を同水準で話せることを指します。
必ずしもバイリンガルになる必要はないと思っています。 2ヶ国語を話せれば良いのです。 使える言語が増えるだけで、活躍できる場が2倍にも3倍にもなることを、保護者の方に、よく知ってほしいです。
特にこれからの時代、英語は将来の就職に役立つといったことだけではなく、海外で素敵な出会いや発見があるかもしれません。 事実、私は素敵な出会いや発見がありました。 そういったことをお子さんに伝えていくのも、英語の勉強の励みになると思います。 お子さんが好きなこと、興味のあることは何ですか? そこに英語ができることでチャンスは2倍、3倍と増えていきます。
そして新しい発見は、自分の夢や目標の構築につながることもあります。 お子さんの無限の可能性を拓くためにも、サポートする保護者の方々も、その楽しさを伝え、一緒に学習していくという協力が必要ではないかと思います。