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叱っても言うことを聞きません。

Q: 叱っても、言うことを聞きません。さっき言ったばかりなのにと何度も言うのも疲れてしまいます

A: お子さんを叱るときに「いけない」というメッセージがしっかりと伝え、感情的では無く冷静に叱って下さい。

まず、家族で相談をして良い悪いの線引きをしておくと良いでしょう。その上で、悪いことをしたらいけないと叱るようにしましょう。その線引きがしっかりとしていないと、子どもはどこまでがやっていい事で、どこからがいけないことなのかどうかの判断ができなくなります。それが続くと、人の顔色を伺いながら何かをするようになります。

そして、具体的に「何がだめなのか」を伝えます。兄弟や他の子と比較して叱るのはやめましょう。

叱るときは、その場で簡潔に。後で言ったり、くどくど言われると何を叱られているのかわからなくなってしまいます。

大声で怒鳴ったり、たたいたりするのもやめましょう。たたかれると、「たたかれた」という記憶が残るだけで、なぜたたかれたのか、何が悪いのかということは伝わりません。

また、子どもが何故そのようなことをしたのか「わけ」を考えたり、年齢的に答えられるようでしたら聞いてみましょう。3才児でもしっかりとした意見を持っているものです。それをきっかけに、どうすれば良かったかを話し合うこともできます。

もしかしたら、大人の注意をひきたくて、いけないことをわざとしているのかもしれません。

「さっき言ったでしょ」というのもやめましょう。子どもにとって「さっき」は遠い過去のことです。それよりも、同じように、同じ言葉で言ってみてください。そうすると「さっき、言われたな?」と思うようになります。同じように叱るのは非常に難しいことです。叱る側も、冷静に言わなければ、覚えていられませんね。難しいことですが叱るときは、冷静に、感情で言わないように努力して下さい。