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こんな授業がしてみたかった。(子どもが主役)

こんな授業がしてみたかった。
子ども達が自ら工夫して行うレッスン。
 
それはMake Tenと言う足し算のレッスンの時。
私が出した数字に何を足せば10になるのか。
テーブルの上には0〜10の数字のカード。
二人の子どもが競います。
 
このレッスン、足し算のようで、引き算の要素が強い。
 
さすが、年長さんは答えるのが早い!
暗算したり、手を使ったり。
 
でも、年中さんになると難しい。
 
大人は手を使ってごらんって言うけど、
手を使って問題を解くのは、この年齢ではけっこう難しいんだよね。
 
解けない年中の子をじっと待っていると年長さんが動き出した。
 
100玉算盤を持ってきて、
10から私が出した数字を引いて、
”Look at this. 10-3=……”
と算盤を見て答えを導き出す。
 
それを見て、年中さんが”Seven”、と答えると
“Good job!” ”You did it!”
と言って褒めていた。
褒めて、やる気を引き出すのが上手^-^
 
そのうちに、私の出番はなくなってしまった。
子ども達が、次の対戦相手を決めていく。
計算が得意な子には、ペナルティーまでつけてるし…
それをよしとして、素直に受け止めてる子も偉い。
 
算数のレッスンは20分間。
みんな満面の笑みでレッスンをしている。
 
苦手な子も苦手と感じないように補助をしている子ども達。
 
私の出番はないのだけど、ここまで成長した子ども達を見ていると幸せになる。
 
子ども達が自ら行うレッスン。
誰も取り残さず、寄り添って問題に取り組む姿。
 
子ども達から教えられる。
ありがとう。
 
お母様からの連絡帳に
「入園当時はお兄さん、姉さんに泣いていると手を繋いでもらっています
と書いてあったのを思い出してます。
その子が今では逆の立場になっていることで成長を実感しました」
という感想をいただきました。
 
本当に、こうしたことは教えてもらってもできないけど、
やってもらったことは出来るようになるんだなと
改めて子ども達の優しさの連鎖に感謝する一幕でした。
 
こんないいレッスン風景を見ることができたのに、
次にやった引き算のレッスンでは、私が大失敗。
何を失敗したのか、次に書きますね。
 
Have a good day!