Blog

すべての投稿アドバイス未分類

英検5級に受かるコツ

英検5級を受けるときは
   

英検5級では中学1年生のレベルが求められます。
英検の点数は「英検CSEスコア」で測られます。
CSECommon Scale for Englishの略です。
英語のための共通尺度、でしょうか。
詳しくはまた別の機会でお話しします。

5級の場合にはリーディング、リスニングそれぞれ425点満点で、合計850点満点と定められています。
合格ラインは419点ですので850点の約49%ということになります。
問題のレベルによって配点が異なるようなので、1問が何点とは言えないようです。
半分正解できれば、良いのでしょうが、勉強する際には半分以上の正解を目指したいものです。

まずは問題集を買いましょう
最近では、小学生も英検を受けるので、小学生用の問題集もあります。
ほとんどの問題集に、リスニンング用のCDがついています。
左のページに文法の説明があり、右のページには問題があります。

ABC英語教室では、この問題集を使用しています。

 

まずは、左の文法のページを読みましょう。
小学生だと多分、文法の意味はわからないでしょう。
でも、英文を読むと普段自分の話している英語と同じだと理解できると思います。

読んだら、問題を解いて、答え合わせ。
答え合わせは、文章の意味もしっかりとつかんでください。
間違えたところの単語だけを読んでも全体の意味がわからないと、
文章の中でどうやって単語が使われているのかがわかりません。

答え合わせをしたら、正しい文章をノートに書いていきます。

書いた文章を声に出して読みます。
これは、正しい文の流れを頭に入れることになりますし、3級の面接試験の準備にもなります。

3級では、試験官から問題用紙を渡され、それを読まなければなりません。
そのための練習を日頃からしておくためにも文章を読むのは効率的です。
答え合わせが終わったら、もう一度、同じ問題をやってみましょう。

そして次の問題へ進みましょう。
そして数ページ進んだら、また戻ってやることをお勧めします。
どこまで戻るかは、保護者の方がお子様の理解度を見て、決めていただいて良いと思います。

5級の問題はこのような順で出ます。

リーディング大問1は空所に単語を入れる問題。

Tom likes sports and can (       )  very fast.

1  run   2  sleep  3  see   4  rain

空所の問題と選択肢が4つ提示されます。その中から、適切な答えを1つ選ぶ問題です。
・単語・熟語が問われる問題が12
・文法が問われる問題が3問
15問です。

リーディング大問2は会話文の空所補充問題

Girl  :  Do you like my new shirt, Mom?

Mother  :  (                    )

1  I’m fine.              2  You’re welcome.

3  Yes, it’s nice.      4  No, it’s not.

会話文の一部が空所になっていて、4つの選択肢から選ぶ問題です。
会話の流れを捉える力と、単語と熟語の知識が問われます。
全部で5問です。
問題集では、正解を含む文章を何度も読んで会話の流れを覚えましょう。

リーディング大問3は日本文がついた短文の語句整序。

あなたはテレビで何を見ますか?

(  you   on  watch  ④ do 

What    1番目         3番目        TV ?

1 ①ー②     2 ③ー①     3 ④ー③  4 ②ー④

日本文に対応するように、英単語を並び替え、1番目と3番目にくる組み合わせとして最も適切なものを選択肢から1つ選ぶ問題です。
この問題は文法力が問われます。

ここを教えるときに、私は英文を書くように指導しています。

What do you watch on TV?
     4     1        3       2

1番目にくる単語は do 、3番目にくる単語は watch 

④-③ なので選択肢の3を選ぶと説明します。
これは慣れて理解しないと、なかなか解けないので、ゆっくりと説明しながらやってください。

リスニング

5級のリスニングは以下の3つの大問で構成されています。
大問1 会話の応答文選択
大問2 会話の内容一致選択
大問3 イラストの内容一致問題

大問1 会話の応答文選択

問題用紙にイラストが載っています。
そこに載っている男女2人の会話です。

① 1人目の発言
② 2人目の発言(この発言として適切な応答を選択肢から選ぶ)

音声は2回流れます。
1人目の発言の文頭だけを聴き取れれば正解できる問題がほとんどです。
大問1は10問出題されます。

大問2 会話の内容一致選択

ここでも男女2人の会話が流れます。
① 1人目の発言
② 2人目の発言
③ 会話の内容に関する質問が流れます。選択肢から適切な選択肢を選びます。

大問2は5問出題されます。

大問3 イラストの内容一致問題

大問3では、イラストが載っています。

英文が3つ流れます。

この中から、イラストを表現するものとして最も適切なものを1つ選びます。
イラストの中の「物」「位置関係」「数字や日付」をよく見ておきましょう。
大問3は10問出題されます。

リスニングの練習は問題集についているCDを使います。

リスニングの問題を解いたら、解答のところに英文が書いてありますので、それを見ながらCDを聴いて何と言っているかを理解しましょう。

もちろん日本語の訳も読んでください。
英文を見ながらCDを聴くということも何度も繰り返してください。

試験日が近づいてきたら、マークシートを使うのに慣れるのも大事です。

マークシートは1つ段を間違えただけで、その後が全て不正解になる可能性があります。
正解がわからなくても、必ずどれかをマークをするようにお子さんに言ってください。
後でやろうと思っても、時間切れでできなかったり、忘れることがあります。

保護者の方だけではなかなか時間が取れない、うまく教えられないといったこともあるかと思います。
ABC英語教室では、英検を受験するための準備をお手伝いしています。
自宅での勉強の仕方など質問や疑問があればどんなことでも私に聞いて下さい。

最後に保護者の方にお願いです。

もしお子様が英検に合格できなくても受けたことを褒めてあげてください。
中学生レベルの試験を小学生が受けているのです。
それだけでもすごいことです。
英検を受けるのは、あくまでも力試しです。落ちても当たり前です。
繰り返し勉強していくことで英語の力もついてきますし、そしてそれが最終的に合格につながっていきます。
英検のために英語を勉強するのではなく、広い視野を持つ人間になるため、それを忘れないで下さい。