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どこまでやってあげるの?

私の前で子どもが泣いている。それはオムツを自分ではけないから。
でも、これは彼だけじゃない。何度もおきる。ほとんど毎日のように。

ABC英語教室では、2歳に近づいた頃から、自分でズボンを脱いでオムツを替えさせます。(もちろん小便だけですが。)家でも、少しずつやっていただくようにお願いをしていますが、ときどき、その年令で入ってくる子で、出来ない子がいると、ただ泣くだけで何もしない子がいます。
泣けば親がやってくれていたからです。でも、ここはスクール。自立を促す場でもあります。

自分で食べることができない。コップから水を飲む事が出来ない。服を着替えることが出来ない。何故か?それは、親がやってしまうからです。

なぜ私は子どもを泣かせてまでやらせているのでしょうか?

着替えをしてあげて、食べさせてあげて、泣いていたら、泣かないように何でも手伝ってあげれば、子どもはご機嫌なのでしょうか?

そうではないはずです。子どもは、何でも「自分で、自分で」と言って、自分でやりたがる時期があります。でも、親が忙しいとついついやってあげてしまう。その内に、子どもはやらなくても良いんだ。ママがやってくれるんだと学習して行きます。
そして、小さな王様の出来上がりです。

泣いている子を前にして、「やりなさい」と見守ることはとても忍耐のいる事です。先生がやってあげた方が、数倍速く、楽なのです。でも、あえてしないのは、その子に自立して欲しいからです。

お母さんは急がしいです。そんなにいつも待っていられません。特に、仕事をしていたらなおさらです。でも、一度覚えれば、子どもは自分で出来るようになります。そうなれば、お母さんは、少しは楽になるのではないでしょうか?

週末、時間を見つけて一緒に練習する事は出来ないでしょうか?
ゆっくりとやってみて下さい。自分で出来た時のお子さんの喜ぶ顔は最高ですよ。

English version here.